洋型墓石
洋型墓石とは、お墓の正面の字を横書きで「〇〇家」と彫ったり、近年では「愛」「心」「絆」等、一文字で彫られたりする方も増えてきています。
和型墓石や和洋型墓石と比べて全体の背が低くなり、お掃除も簡単な事や、地震があっても安心があると考えられています。
それに対して、お墓参りの際に、拝んでいる人の方が背が高く、ご先祖様を見下ろしているようでイヤだと考える方もいらっしゃるようです。
洋型墓石の部材の名称と簡単な説明をします。
一番上の石がサオ石
正面に横書きで「〇〇家」「ありがとう」「愛」「心」「絆」「優」等と字を彫られます。
向かって右側側面に戒名・亡くなった年月日・お名前・年齢を彫ります。
または、裏面の方が石の面積が大きい為、たくさん彫れるので、裏面に戒名・亡くなった年月日・お名前・年齢を彫り、左面に建之者名を彫る場合もあります。
二段目の石は上台
サオ石によって、大きさは異なります。
形も丸みを持たせると、柔らかい感じに見え、角を残すとガッチリとした重みのある墓石になってきます。
どちらが良いのかは、お施主様の好みになってきます。
三段目の石は芝台
こちらも、上台と同じく大きさ、形は全体のバランスと合わせるのが良いと思います。
拝石
お骨の出し入れの際に開け閉めをする板石です。
花立
花立には、サオ石の正面に苗字を彫っていない方(例えば、「愛」「ありがとう」等)は、お名前を彫る方が多いです。
他に、お花の絵を彫りこんだり、「献華」と彫る方も多いです。
水鉢
家紋を彫ります。
塔婆立
ステンレス製の塔婆立を石での塔婆立に変える事によって、見栄えも変わってきます。
洋型墓石は、白系の石やグレー系の石で建てるよりも、色の濃い石を使う事で、より見栄えが良くなります。
不思議なもので白系統の高い石を使用し完成した墓石よりも、それよりも安い色の濃い石を使用し完成した墓石の方が高級感が出て、すごく立派に見えます。