和型墓石

和型墓石

お墓とは大きく分けて3種類の形があります。
その中で和型暮石とは、昔ながらの見慣れた形を指します。
一般的に8寸・9寸・尺といった大きさに分けられます。
土台の大きさ、墓地の敷地の広さをみて、この和型暮石の大きさがどの寸法で見栄えがいいかを判断して、大きさを選ばれる事が多いです。
和型暮石の部材の名称と簡単な説明をします。

一番上の石「サオ石」

正面に「〇〇家之墓」、「先祖代々之墓」、「南無釈迦牟尼仏」、「南無阿弥陀仏」、「南無妙法蓮華経」…等と字を彫ります。
向かって右側面には、戒名・法名、亡くなった年月日、お名前、年齢を彫りす。
裏面には、建之者名を彫ります。

上から二つ目の石「上台」

8寸のお墓に対しては(幅)13寸×(奥行)13寸×(高さ)8寸というように石の寸法が決まっています。

上から三つ目の石「中台」

これも上台と同じように、お墓の大きさによって寸法は決められています。

一番下の石は「芝台」

こちらもお墓の大きさによって寸法は決められています。
芝台の上に花立が乗るようになります。
(地域によって寸法、石の組み方、全体の形等は違います)

「花立」

花立にはお名前を彫り込んだり、「献華」と彫られる方が多いです。

「水鉢」

一般的に御納骨の際には、この石を動かして、ここからお骨を納めます。
正面には家紋を彫ります。

「塔婆立」

ステンレス製の塔婆立です。

和型暮石は、グレー系の石、黒系の石、白系の石とそれぞれありますが、何色の石を使われても見栄えのある素敵なお墓になります。

昔ながらの見慣れたお墓です。
お墓はこの形でないとお墓ではない!!と言われる方もまだまだ多いです。

※図面、写真は静岡型の和型暮石です。